高麗人参の生産地
高麗人参の生産は、世界的に見てその70~80%を韓国と中国の黒竜江、吉林で栽培されています。この地方で収獲された高麗人参はほとんどが紅参に加工されて、輸出品となっています。
日本では、高麗人参の栽培は江戸時代から盛んになりました。江戸時代の享保の改革として有名な享保の時代に、徳川幕府が野州(今の栃木県)の日光地方で試作させたそうです。徳川幕府は高麗人参を諸藩の財政の建て直しに利用するために種苗を諸大名に分けて栽培を奨励しました。これが全国各地で高麗人参を栽培させる始まりでした。幕府から分け与えられた種でしたので、大名はオタネニンジン・御種人参と呼んだそうです。
現在日本では島根県の大根島、福島県の会津磐梯山の麓、長野県の丸子町にこのオタネニンジンの栽培農家が残っているようです。一番生産量が多いのは長野県上田佐久地方で日本の高麗人参の約70%を生産しています。福島県会津若松地方で20%、島根県八束町で約8%となっています。
