高麗人参七効説と薬理作用
高麗人参七効説は高麗人参の薬効を7つにまとめたものですが、その内の5つについては前の項でお伝えしていますので、ここでは六番目と7番目をお伝えします。
6つ目の薬効は「健脾止瀉」と言います。消化器系の臓器、胃腸を健やかにして下痢を止める効果があるとし、下痢、便秘、胃腸病、食欲不振の改善に高麗人参は用いられてきました。7つ目は「扞毒合瘡」、今で言うデトックスで、身体の中の毒を排除して炎症を治療する効果があり、高麗人参は皮膚の荒れに効くとされています。
高麗人参は、アダプトゲン・適応素と称される薬物となります。体の全般的な抵抗力・免疫力を促進して、生体機能を強くする作用を持っているのです。アダプトゲンは予防医療、それに疾病の治療に有効とされ、今注目されています。
高麗人参の利用の歴史はとても古いです。いろいろな書物に、高麗人参の効能が記されています。名医別録という書物には、血行を良くする、「通血脈」と記されていますし、本草綱目という書物には、虚弱体質や冷え症、血行改善作用、強壮補血薬としての治療に用いられると記されています。
